タクシー転職でよかったと実感できる点
車の運転が好きであったり、外回りの仕事がしたい方は、一度はタクシー運転手への転職を考えるでしょう。
そんな中で実際にタクシー運転手へ転職した後に実感できることがわかれば、自分に合っているか判断できる材料になります。
そこで、この記事ではタクシー運転手に転職してからよかった点について全体の意見や年齢ごとに感じることを紹介していきます。
タクシー運転手に転職してからよかったと感じた点一覧
最初にタクシー運転手に転職してから感じたよかった点を一覧にして見ていきます。
タクシー運転手特有のものもあれば、前職と比較して感じられるものがあります。
ストレスがなくなった・前職よりも少なくなった
タクシー運転手に転職した後によく言われるよかった点として、ストレスに関連したものがあります。
タクシー運転手として働いていると、時には態度の悪いお客さんや酔っ払いの対応をする必要があり、そこでトラブルを起こされることを考えるとストレスが貯まりそうに思うかもしれません。
しかし、それらのお客さんは常に会うわけではなく、会ったとしてもその日は運が悪かったものと割り切れば、次の仕事には切り替えて挑めます。
このようにタクシー運転手は交通事故以外のトラブルについては翌日に持ち越すことがほとんどないので、ストレスを貯めずに済む環境なのです。
転職前にミスやトラブルでストレスを感じていた人は感じなくなったり、あったとしても以前よりはずっと少なく感じるという声が多くあります。
暇な時間は自由に休憩できること
タクシー運転手は会社の方針や勤務形態にも寄りますが、基本的には休憩について時間や場所を指定されません。
そのため、休憩時には自分の好きな場所へ移動して体を休められるので、前職のよりもゆったり休憩できると感じる人もいます。
休憩の質が良くなれば日頃のストレスも貯まりづらくなるので、先の理由と合わせて働きやすい環境です。
【関連するページ】タクシー運転手の勤務形態
同業者の交友関係が作りやすかった
タクシー運転手も会社によっては上司がいる場合がありますが、会社に務めている多くの人が同じ立場であり、そこに勤続年数の差はあっても露骨な上下関係は少ないと言えます。
むしろ、交通情報などを共有するために別のタクシー会社の人でも気さくに話してくれることも多く、中には関係のない雑談や趣味で盛り上がることもあります。
それもあって同業者内での交友関係が作りやすかったと感じる人もおり、結果的にタクシー運転手として働く楽しみになっている人もいるのです。
もちろん、一番多く接するのは乗車するお客さんなので、同業者と過度にコミュニケーションを取る必要があるわけではなく、最低限の情報共有で働いていけます。
気兼ねなく休日を楽しめること
ストレスの項目でも書いたように、タクシー運転手としての仕事はその日のうちに完結するもので、滅多なことがなければ次の日に持ち越すことはありません。
そのため、休日には仕事のことを気にすることなく、遊びや休養の没頭できます。
他の業種だと休日にメールやLINE、電話についていつでも対応できるようにしておかなければならないこともありますが、タクシー運転手はそのような状況になりづらいのです。
お客さんとコミュニケーションが取れること
タクシー運転手として働く楽しみの一つとして、挙げられることが多いのは乗車するお客さんとのコミュニケーションです。
常連のお客さんもできることはありますが、初めて会うお客さんが多く、そのお客さんごとに聞ける話が変わってくることは良い刺激になります。
お客さんによっては喋りたくない人もいるので、常にコミュニケーションが取れるとは限りませんが、その時間を大切に感じる運転手も一定数います。
年齢ごとに感じた点とは
先に挙げたよかった点は全体で見た時の一覧であるため、中にはそんなに感じるものかと疑問に思う項目もあったかもしれません。
続いては年齢ごとに感じる点も見ていきます。
先ほど被る項目もありますが、自分の年代と同じ人がよかったと感じる点が納得できるならタクシー運転手に合っているかもしれません。
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若者(20代・30代)が感じた点
20代から30代の若者がタクシー運転手に就職・転職して感じたよかった点には自由度の高さが中心に挙げられています。
先に紹介した項目では休憩時間や休日に魅力を感じる人が多く、仕事以外でも何かと忙しい現代である程度の自由な時間が確保できることは、タクシー運転手の強みになっています。
また、タクシー運転手はお客さんをきちんと運べさえすれば仕事が成立するので、それ以外の余計な人間関係を作らないで済むところも若者が感じやすいよかった点です。
中高年(40以上)が感じた点
40代以上の中高年がタクシー運転手に就職・転職して感じたよかった点には同業者やお客さんとのコミュニケーションが中心に挙げられています。
運転手ごとに働き方は変わるので、全ての中高年のタクシー運転手がそう感じたわけではありませんが、様々な人と話せる機会は魅力の一つとして感じている人がいます。
また、体力の衰えを感じている人もタクシー運転手なら働けることや前職と比較したストレスの無さも中高年が感じやすいよかった点です。
満足するための大切なこと
ここまでタクシー運転手に転職してよかった点を挙げてきましたが、働く中でそれらを実感するためには転職先の会社がしっかりとしていることが重要な条件です。
それではそのような会社を選ぶためにはどのような点を見るのが良いのでしょうか。
勤務形態
休憩時間や休日、ストレスに関わる項目について、よかったと感じるためには勤務形態が自分に合ったものであるか見ておく必要があります。
タクシー業界の勤務形態は主に昼勤・夜勤・昼夜勤・隔日勤務の4つに分けれるもので、このうちやや特殊になるのは隔日勤務です。
隔日勤務は1日働いたら1日休むという勤務形態で、具体的にはおおよそ20時間連続で働いた後、その翌日が休みになるというものです。
タクシー業界では採用されやすい勤務形態であり、人によっては仕事と休みを繰り返して働きやすいと感じる人もいますが、前職で経験がなくいきなりやると馴染めない可能性もあります。
他の3つについても完全に夜勤でいいのか、昼夜交代制で体に負担がないかなどを考えて選んでいくべきものです。
【参照】令和元年タクシー運転者の賃金・労働時間の現況のまとめ
給料に関する項目
個人タクシー運転手にならない限りはタクシー会社に所属することになるので、そこでの給料形態が会社選びの大きな決め手になります。
タクシー会社の給料形態は売上に応じて給料が決まる完全歩合制か、固定給に歩合をかけて給料が決まる一部歩合制がありますが、安定を取るなら一部歩合制がおすすめです。
固定給があることで最低限の給料は保障されるので、仮に客足が奮わない月があってもそこまで大きなダメージになりづらいものです。
また、会社によってはボーナスが貰えるところもあるので、条件でボーナスの有無も確認しておきましょう。
【関連ページ】タクシー運転手の給料の仕組みを解説
タクシー運転手として働きやすい環境を整えよう
タクシー運転手に転職してよかった点についてまとめていきます。
- 休憩時間・休日の面や同業者・お客さんとのコミュニケーション面でよかったと感じることが多く、それを含めて前職よりもストレスを感じづらい環境になっている
- 若者は自由度の高さや余計な人間関係を作らないで済むこと、中高年は様々なコミュニケーションや体力が衰えても働けることにおいて魅力を感じる
- 上記のよかった点を実感するには転職する会社の勤務形態や給料に関する項目をよく確認する
タクシー運転手への転職は前職と比べてストレスを中心によかったと感じるところが多く、年齢によって魅力となる点は変わってきます。
それらを実感するためには会社選びが重要になってくるので、今回紹介した項目を含めて自分に合うようなタクシー会社を見つけてみましょう。
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タクQ 編集部