タクシー運転手の勤務時間

タクシーの仕事には次の4つの勤務体系があります。「隔日勤務」、「昼日勤」、「夜日勤」、「定時制」です。
詳細は下記にて説明します。
基本的には1勤務あたりの拘束時間が長いかもしれませんが、きちんと働く人のことを考えたものになっています。
体力に自信のある方もない方でも、年金を受給している方や気軽にパートとして働いてみたいというそれぞれの方にとって適した勤務体系があります。
詳しくはタクシー会社にご応募の際にきちんと聞いて確認するようにしてください。
隔日勤務
隔日勤務とは、タクシー会社でもっとも多い基本的な勤務体系です。略称で「かっきん」です。
名称のとおり、勤務日と「明け番」 の休日とが交互となっており、1ヶ月あたり12日程度の勤務です。
就労時間が長く、1勤務で2日間にわたる勤務となります。勤務時間はおおよそ16時間で休憩は3時間とほか1時間で20時間程度になります。
しかし、勤務後はしっかりと休むことができるので特に心配はいらないでしょう。
昼日勤
昼日勤とは、基本的に平日の昼間のみの勤務です。週5日の勤務形態となっています。
タクシー会社によって異なりますが、だいたい早朝(6時から8時くらい)から夕方(16時から18時くらい)までの勤務時間です。
早朝から勤務して、お客さんが乗車してくれるのかと疑問に思われるかもしれませんが、意外と多いです。
病院まで送っていってほしいという方や駅から少し離れた会社までの出勤に同僚と相乗りされる方、さらには朝発の飛行機や新幹線に乗るために駅まで大きな荷物を持って行きたい人などがいます。
運が良ければ、空港までなどというような効率の良い長距離の客を乗せることができたりもします。
規則正しい生活を送ることができるので、家族との生活や週末の時間を大切にしたい方にはよいでしょう。
ただし、隔日勤務に比べると求人は少ないようです。
夜日勤
夜日勤とは、基本的に平日の夜間のみの勤務です。週5日の勤務形態となっています。
タクシー会社によって異なりますが、夜(18時から20時くらい)から早朝(4時から6時くらい)までの勤務時間です。ゴールデンタイムとなる時間帯での営業です。
駅で終電を逃したお客様を拾うこともできますし、繁華街で飲食帰りの お客様を自宅に届けたりと効率よく営業することができます。
そして、午後11時から午前5時まではタクシーは一般的に深夜料金となり3割増しの運賃をお客様からいただくことができます。
頑張って稼ぎたい方、体力のある若い方や夜型生活が得意な方にはよいでしょう。
ただし、この勤務時間は稼げて人気なために隔日勤務に比べると求人は少ないようです。
定時制
定時制とは、タクシー会社ではパートの勤務体系のことを指しています。
隔日勤務、日勤ともに日数が2/3程度となっているため、隔日勤務の場合には月間12日勤務程度で、日勤の場合には月間16日勤務程度くらいです。
基本的に賃金の歩合などは隔日勤務と同じになっているようです。
一般的に定年を過ぎてから年金を貰いながらタクシー会社に勤務する方は多くの場合、定時制の勤務時間になるようです。